2009年09月10日
港の博物館★企画展のご案内
港のフェルケール博物館から、池田満寿夫版画展のご案内が届きました。
池田満寿夫さんの作品は港の住人は毎日見る事ができます。
マンション『浪漫館』の三保街道ぞいのステンドグラス
『海の精』という池田氏がこの建物に合わせ原画デザイン、
製作は静岡在住の工芸家山本悦子さん
現代建築とステンドグラスの融合。氏の作品の中でも最大級のとの事。
詳細は浪漫館入り口脇にプレートがあります。
フェルケールと共に観賞されたらいかがでしょう。
企画展池田満寿夫の版画
—所蔵・M&Yコレクション展。
■開催期間■
★9月12日(土) 〜10月12日(月祝)★
★講演会
9月12日(土)10:30〜12:00(無料、)
テーマ『池田満寿夫自由への挑戦』
中尾優依氏(京都近代美術館研究員)
申込み・要予約50名
★トーク&コンサート
9月26日(土)13:30〜15:00(有料、入館料でOK)
佐藤陽子氏(バイオリニスト)
申込み・要予約60名
いづれもフェルケール博物館 054-352-8060へ
■開館時間
午前9時30分〜午後4時30分
■入館料 (企画展・常設展)
大人400円・中高生300円・小学生200円
※毎週土曜日は小・中学生無料
清水区港町2-8-11 054-352-8060
静鉄バス 三保線 波止場 下車すぐ
===以下パンフより===日本の現代版画を代表する作家として
高い評価を得ている池田氏は、1934年(昭和9年)2月23日に
旧満州国奉天市(現中国遼寧省・瀋陽)に生まれました。
戦後の1945年12月、郷里長野市へ引き揚げ、翌年には父も復員して
引揚者寮に住みますが、高校時代から絵画に興味を抱き、
1952年(昭和27)に東京芸術大学を受験するために東京へ上京しました。
結果的には3度受験に失敗しますが、靉嘔や瑛久らと出会い、
特に瑛久からは油彩、エッチング、石版、フォトデッサンなどの
技法の他に造形理論も学んだ事で、油彩画家を志しながら本格的な
版画製作にも挑戦していきました。
そして1957年(昭和32)の第1回東京国際版画ビエンナーレ展に入選し、
1960年の第2回展では文部大臣賞、1962年の第3回展で東京都知事賞、
1964年の第4回展で国立近代美術館賞と続けざまに受賞を重ね、
氏が発表する作品は大きな注目を浴びました。まもなくアメリカ、
ニューヨークに拠点を移して約10年間版画製作を続けた後は日本に
拠点を戻し1977年(昭和52)小説『エーゲ海に捧ぐ』で第77回芥川賞を
受賞し、同名映画の監督をしたり、1983年ごろから作陶活動も行うなど
多方面の創作活動を続けましたが、1997年63歳の若さで惜しくも
急逝されました。このたび京都国立近代美術館が所有する膨大な
池田満寿夫コレクションの中から、当館で特別展として御紹介出来る
事になりました。生前静岡県熱海市にアトリエを構えておられたこともあって、
静岡県にとってご縁の深い芸術家のひとりです。今回池田氏の版画芸術に
触れられる機会が与えられることは何より喜ばしい事で、多くの県民が
この機会を逃さず、氏の芸術を感じ取って頂ければ幸いです。
引揚者寮に住みますが、高校時代から絵画に興味を抱き、
1952年(昭和27)に東京芸術大学を受験するために東京へ上京しました。
結果的には3度受験に失敗しますが、靉嘔や瑛久らと出会い、
特に瑛久からは油彩、エッチング、石版、フォトデッサンなどの
技法の他に造形理論も学んだ事で、油彩画家を志しながら本格的な
版画製作にも挑戦していきました。
そして1957年(昭和32)の第1回東京国際版画ビエンナーレ展に入選し、
1960年の第2回展では文部大臣賞、1962年の第3回展で東京都知事賞、
1964年の第4回展で国立近代美術館賞と続けざまに受賞を重ね、
氏が発表する作品は大きな注目を浴びました。まもなくアメリカ、
ニューヨークに拠点を移して約10年間版画製作を続けた後は日本に
拠点を戻し1977年(昭和52)小説『エーゲ海に捧ぐ』で第77回芥川賞を
受賞し、同名映画の監督をしたり、1983年ごろから作陶活動も行うなど
多方面の創作活動を続けましたが、1997年63歳の若さで惜しくも
急逝されました。このたび京都国立近代美術館が所有する膨大な
池田満寿夫コレクションの中から、当館で特別展として御紹介出来る
事になりました。生前静岡県熱海市にアトリエを構えておられたこともあって、
静岡県にとってご縁の深い芸術家のひとりです。今回池田氏の版画芸術に
触れられる機会が与えられることは何より喜ばしい事で、多くの県民が
この機会を逃さず、氏の芸術を感じ取って頂ければ幸いです。
Posted by 八兵衛 at 15:00│Comments(0)
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