2011年04月08日

港の博物館・前田守一版画展

先日、ご近所の港のフェルケール博物館の『前田守一版画展』へ行って来ました。
本年22年度最後の企画展。

前田守一(もりかず)さんは、
浜松のご出身で県内各地の風景を木版画として作品に残されており、
本の装丁、や小説の執筆も手がけ、県内グルメレポートなどを
版画と共に静岡新聞等で連載されておりました。
作品を多く残されていて、ポスターを見た方はよくご存知のお客様が多かったです。

今回は清水の風景だと思う、清水港可動橋、やなぎ橋の他宇津ノ谷、天城など
県内風景も多くありました。

海を題材とした作品も多く、絵に精通していないので、詳しくは分かりませんが
「なみまのはごろも橋」「河口の橋」など版画とは思えぬほど鮮やかで幻想的な作品でした。
手がけた書籍も、井出孝さんの「じろちょうら」、山葵田文庫、豆本などの展示も。

開催は4月10日の日曜日迄となっております。

企画展 
前田守一版画展
港の博物館・前田守一版画展

港の博物館・前田守一版画展

↑今回の作品リスト、ガイド全13P(無料)


http://www.suzuyo.co.jp/suzuyo/verkehr/

↓プロフィール、開館時間など

前田守一版画展
 

1932年(昭和7年)に浜松市に生まれた前田守一氏は、20歳の時版画家山口源に出会い、現代版画の道を志すようになりました。そして1959年(昭和34年)に第27回日本版画協会展で協会賞、モダンアート協会展で新人賞をそれぞれ受賞し、各地で個展や招待出品に応じ、1972年(昭和47年)には日韓現代美術展の企画・運営に参加したり、五ヶ国芸術家会議(旧ソ連)に出席したりと、活動の幅を広めていきました。
また、1980年(昭和55年)に静岡県文化奨励賞を受賞し、1985年(昭和60年)には文化庁より芸術家特別派遣としてアメリカ・ミネソタ大学で木版の指導を行いました。そして、1996年(平成8年)にはアメリカ・カリフォルニア州ストックトン・ハギン美術館主催による木版の個展を開催し、カリフォルニア州議会並びにストックトン市より表彰を受けました。
前田氏は木版創作だけにとどまらず、本の装丁や新聞連載の挿絵、また小説を書くなど文学作品も手がけ、いずれも豊かな才能を開花させましたが、2007年(平成19年)8月12日に惜しくも他界されました。今回の展覧会では、前田氏制作の版画作品56点を展示し、静岡の版画家の中でも卓越したリーダーのひとりであった前田氏の業績を振り返り、また世界に発信していた前田氏の姿勢を俯瞰(ふかん)することにしたいと思います。

■開館時間
午前9時30分〜午後4時30分
月曜休館■入館料 (企画展・常設展)
大人400円・中高生300円・小学生200円
※土曜日は小・中学生無料
■団体割引 20名以上20%引
■主催 財団法人清水港湾博物館
 〒424-0943
 静岡市清水区港町2-8-11
 TEL 054-352-8060


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Posted by 八兵衛 at 17:30│Comments(0)イベント ガイド
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