2008年01月11日

おんぽろVWビートルの思い出。バタバタ

おんぽろVWビートルの思い出。バタバタ
年末に、物置きが古くなったので、解体処分しようと、中のモノを整理し出て来た、
だいぶ昔乗っていた車、ワーゲンビートルの本が数冊。
おんぽろVWビートルの思い出。バタバタ
今のビートルとは全く別物、ラジエターもなく空冷の水平対向4気筒でバタバタ走る車。

ドイツのモノづくりの素晴らしさを納得できる車、設計はポルシェ博士、
シンプルでいて質実剛健、余分なもの、エアコン、オーディオ等など余分なものは
一切ついて無かったのですが、バタバタとエンジンの鼓動が生き物のように感じ、
ヒーターなんかエンジンの熱をそのまま車内に入れる仕組み、それも弁1つ。
夏は三角窓もよく風が入って気持ちいい。
全てが合理的、無駄がない、鉄板も厚くぶつけられた方が凹んじゃう位。
ボディもキチッとした造りで密閉生が高く車内の空気が漏れ無い為、水に浮いたんですよ。
燃費も良く、価格も安かった。永年ほったらかしでも、大体エンジンかかっちゃう。
やたらと虚飾を施したアメ車と対極にあった、ドイツ人気質そのものの車だろう。
頑固一徹、生産を終える迄、変えなかったスタイルも貴重。
当時のパンフ。、ウィットに富んだCM、コピーも話題だった。
おんぽろVWビートルの思い出。バタバタ
今風のエコカーかな。空冷なので、走れば走る程調子いい、こんなおんぼろカーでも、
神戸や姫路へ高速で行っても何ともない。なんともおもしろい車だった。
これだけの本になるという事は、それだけネタやエピソードが多かった、と言う事なんだろう。

良く読んだこの本も、今は必要ないので、持ち込みゴミを捨てるついでに、清水清掃工場前にある、
お世話になったモータースのマスターに、欲しい人にあげてもらおうと思い、取っておいた。
ちょっと地井武夫風の、強面だけどすごくいいマスターでVWフリーク。
昔、車を見てもらおうと行くと『そんなの自分で直せ』と、
『ココはこうする、ソコをはずして、調節する』と色々指示しながら教えてくれた、
不思議と大体の事は、自分で直しちゃった(それ程シンプルな構造)。
それがまた、ビートル好きになった要因かも。それじゃぁ会社として儲けないのにね。
年末に本を持って行ったら、休みだったので、年明けの昨日行ったら、又休みだった。
気になって近くのお宅で聞いたら、昨年年亡くなられたそう。まだ若かったのに残念・・。
この本を見つけてココを訪ねたのは、偶然か否か。不思議な巡り合わせを感じた。
でも、ページをめくる度、懐かしい思いでを辿れた。
おんぽろVWビートルの思い出。バタバタ
(20年前の愛車、よくこんな色乗ってたなぁ。今じゃエスパカラーだけど・・)

先程のニュースでインドの『TATA』という自動車メーカーが
『Nano』という660ccの車を売り出した。三菱の『i』風でオシャレ。
価格28万円でエアコン、オーディオなく窓も手動。安全性、環境面は不明だが、
こういう車の時代が来るような気もする。


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Posted by 八兵衛 at 13:07│Comments(0)お気に入りTOOL
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