2012年07月03日
明治の錦絵展@フェルケール
先日ご案内頂いた町内のアートスペース、フェルケール博物館の
企画展明治の錦絵展(船の科学館コレクション)を観て来ました。

今回の大判ポスターは三代歌川広重「東京名所図絵・築地ホテル館」
これ間違いが1カ所。浮世絵にありがちな、隠し絵か遊び心か?分かります?
展示室エントランス、表現悪いですが、お化け屋敷入り口の様に厳重にセットされていて
いつもと違い「おっ」という雰囲気。発色命の浮世絵ですから、褪色の敵自然光を遮断していて室内も暗め。
その為か、作品が色鮮やかに見えます。江戸末期から明治の風俗、風景が描かれていて、
錦絵、赤絵とも呼ばれているそうで、由来は会場に説明されてますのでそちらで・・。
作品は広重、北斎の東海道シリーズよりも大きい、続き絵。リストでは32点、
3代歌川広重、歌川一門の作品が多いでしょうか。3代広重、さすが富士山もしっかり構図に入ってました。
主な作品は原版とは別に拡大プリントされて、細部を鑑賞出来る様になっました。
今回は明治の港、船、川などの風景が中心で、江戸中期の浮世絵と違い描かれている物が、
和洋折衷の山高帽、着物、洋館、汽車等、江戸〜明治、文明開化の音と共に賑わう様子が・・。
錦絵というのは江戸や賑わう港町に来た人が田舎への報告土産に買う人が多かったようで、
港の風景はかなりデフォルメされているんじゃぁ?と想う程ごちゃごちゃ感あり、
華やかな江戸に憧れる地方の人々受けを狙っていたのでしょうかな。
ソレは現代のスカイツリーグッズみたいなモンか?
港の風景には横浜絵、長崎絵もあるようです。
確認したら国立国会図書館のデジタル化資料にも今回の作品一部あり
余談ですが、明治以降印刷の普及等で仕事が減少して来た錦絵絵師は
輸出用の茶等のパッケージデザインも、渋々手がけとありました。
その衆の仕事じゃじゃないでしょうけど、1階の港湾資料展示すには、
福助好き八兵衛のよだれアイテム、雰囲気あるデザインの輸出茶箱がありましたぁ。

6月23日(土)~7月22日(日)9時30分~16時30分
月曜休館(7月16日は開館)
1階奥のギャラリーでは、菊川ご出身の
flower Drops*タロ 絵画展「Heterostsis」
も開催されておりました。
全ての入館料、ご案内等はフェルケールHPより。
http://www.suzuyo.co.jp/suzuyo/verkehr/
/明治の錦絵展のご案内より
企画展明治の錦絵展(船の科学館コレクション)を観て来ました。

今回の大判ポスターは三代歌川広重「東京名所図絵・築地ホテル館」
これ間違いが1カ所。浮世絵にありがちな、隠し絵か遊び心か?分かります?
展示室エントランス、表現悪いですが、お化け屋敷入り口の様に厳重にセットされていて
いつもと違い「おっ」という雰囲気。発色命の浮世絵ですから、褪色の敵自然光を遮断していて室内も暗め。
その為か、作品が色鮮やかに見えます。江戸末期から明治の風俗、風景が描かれていて、
錦絵、赤絵とも呼ばれているそうで、由来は会場に説明されてますのでそちらで・・。
作品は広重、北斎の東海道シリーズよりも大きい、続き絵。リストでは32点、
3代歌川広重、歌川一門の作品が多いでしょうか。3代広重、さすが富士山もしっかり構図に入ってました。
主な作品は原版とは別に拡大プリントされて、細部を鑑賞出来る様になっました。
今回は明治の港、船、川などの風景が中心で、江戸中期の浮世絵と違い描かれている物が、
和洋折衷の山高帽、着物、洋館、汽車等、江戸〜明治、文明開化の音と共に賑わう様子が・・。
錦絵というのは江戸や賑わう港町に来た人が田舎への報告土産に買う人が多かったようで、
港の風景はかなりデフォルメされているんじゃぁ?と想う程ごちゃごちゃ感あり、
華やかな江戸に憧れる地方の人々受けを狙っていたのでしょうかな。
ソレは現代のスカイツリーグッズみたいなモンか?
港の風景には横浜絵、長崎絵もあるようです。
確認したら国立国会図書館のデジタル化資料にも今回の作品一部あり
余談ですが、明治以降印刷の普及等で仕事が減少して来た錦絵絵師は
輸出用の茶等のパッケージデザインも、渋々手がけとありました。
その衆の仕事じゃじゃないでしょうけど、1階の港湾資料展示すには、
福助好き八兵衛のよだれアイテム、雰囲気あるデザインの輸出茶箱がありましたぁ。

6月23日(土)~7月22日(日)9時30分~16時30分
月曜休館(7月16日は開館)
1階奥のギャラリーでは、菊川ご出身の
flower Drops*タロ 絵画展「Heterostsis」
も開催されておりました。
全ての入館料、ご案内等はフェルケールHPより。
http://www.suzuyo.co.jp/suzuyo/verkehr/
/明治の錦絵展のご案内より
錦絵は江戸時代の風俗などを描いた多色摺りの木版画のことで、とくに江戸時代のものは浮世絵として知られています。特に江戸時代末期から明治時代にかけての木版画は特徴的な赤色の絵の具を使用しているために「赤絵」とも呼ばれています。近年では、この「赤絵」について文化史的な視点から、明治時代の近代化や当時の文化、庶民の習俗を知ることのできる資料として見直されてきています。
今回の展示では、船の科学館のコレクションの中から、明治時代の「赤絵」の中でも港や船、川などを題材とした作品を中心に近代化する日本のようすや庶民の風俗を紹介します。
今回の展示では、船の科学館のコレクションの中から、明治時代の「赤絵」の中でも港や船、川などを題材とした作品を中心に近代化する日本のようすや庶民の風俗を紹介します。
港町マルシェ
第10回 みなと夢市 のご案内
『 ガラス絵展 』&『 田幸樹枝 』展@フェルケール
もうすぐ、みなと祭り。
港のこれ、なぁに展@フェルケール
「上田毅八郎 陸・海・空」展@フェルケール
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「上田毅八郎 陸・海・空」展@フェルケール
Posted by 八兵衛 at 17:30│Comments(0)
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