2008年08月09日

富士山空撮写真展のご案内

港のフェルケール博物館では
企画展「富士山空撮写真展」が開催されています。
富士山空撮写真展のご案内
世界中の人々を魅了する『富士山』。
空撮にによる珍しい写真展です。是非お立ち寄り下さい。

平成20年8月9日(土)〜平成20年9月15日(月)
■開館時間
午前9時30分〜午後4時30分
月曜休館 但し、7月21日開館
■入館料 (企画展・常設展)
大人400円・中高生300円・小学生200円
※土曜日は小・中学生無料

以下、パンフより
富士山は国内のみならず日本の象徴として海外でも広く知られています。
日本では古来より和歌や絵画、版画、文学、写真など様々な場面で
日本人に親しまれてきました。現在でも「富士」の名前がつく地名や
名称は数多くあり、富士山のある静岡県にとってかけがえのない
財産であるといえます。富士山が古来より私たちに見せる様々な姿は
日本人の心のふるさととして親しまれ、富士山が持つ魅力は老若男女
問わず私たちを魅了してやみません。ある時は厳しく、またある時は
優雅に佇む富士山は永遠の憧れであり、プロアマ問わずに多くの人が
写真におさめています。富士山の見せる様々な姿はこれからも多くの
写真家たちに愛されていくことでしょう。
1994年のハワイのヨットレースで空撮に魅せられた磯西昭氏は、
その後は航空写真にこだわり、四季折々の富士山の雄大かつ
ダイナミックな姿を空からカメラで撮り続けてきました。
今回の企画展は磯西氏の富士山空撮写真集出版を記念して、
これまでに磯西氏が空から撮影してきた富士山の写真を
ご紹介していきます。静岡に住む私たちにとって
身近な存在でありながら、普段は決して見ることのできない
富士山の姿をご覧いただけると思います。


『空撮 五千米から見下ろす富士の世界『
             磯西 昭
富士山ほど昔から霊峰として詩歌、文学、絵画と多くの日本人を
惹きつけた山はありません。写真も四季折々、撮影のポイントには明け方から多くのカメラマンが集い大変な賑わいです。
私は15年前ひょんなことから空撮の魅力に執りつかれハワイのヨットレースを皮切りにイタリアに渡り中世の諸都市を3年かけて撮影して参りました。ちょうどその頃静岡にヘリポートが完成したのがきっかけで、地元の利を生かし富士山の魅力を空から探ろうと思い立ちました。
高性能のヘリコプターと山岳飛行の経験豊かなパイロットの協力がありましたが、いざ始めてみますと冬の厳しい気象と悠然と聳え刻々と姿を変える山の偉容に圧倒され、それ迄の空撮経験では何の役にも立たず、積雪期の撮影シーズン当初は失敗続きでイメージに近い画像が撮れるようになる迄には数年かかりました。
機内に持ち込む機材はレンズやフィルム交換の手間をなるべる省く為、中型カメラ4〜5台に大型1台、頑丈でずっしり重く、風圧や低温にも耐える様殆ど手動に近いものを使用しています。
離陸後30分ほどでほぼ山頂の高度に到達しますので、低い気圧と酸素不足で時には高所ボケとなり肝心なフィルム交換や撮影手順を間違えたりもします。酸素マスクは装着していますが窓を全開しての撮影で新幹線並みの風圧に晒され体感気温-24〜25℃となり息もできないことも屡です。
又厳冬期は機体が偏西風による乱気流の影響を受け易く南アルプス越えや御殿場方面の飛行にはかなりの制約がありました。
天候の安定する7、8月は山頂気温も-4℃前後で心地よく快適な撮影シーズンと言えましょう。
当初は数年で終わるつもりがどうしてどうしてどえらい被写体を選んだもの、どんなに筋斗雲を馳せてもお釈迦様の掌から抜け出せぬ孫悟空に似て本格的に取り組んで、12年経過してもいまだに未完の域、懐の広さ、深さを知りました。
これからも「四方の山を見下ろす」富士山を更に上から畏敬の念を込めカメラに収め、次世代に素晴らしい自然を伝えたく思います。











タグ :富士山清水

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Posted by 八兵衛 at 12:11│Comments(0)イベント ガイド
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